第三ノ章

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「そこで死ぬ真田とか・・・見てられねえよ」 瞬間、英梨の首を絞めていた髪が切断された。 英梨は絞首から解放されえずいていた。 「何奴だ!?」 アヤカシは問うが、 「名乗るほど今はゆっくりしてられねぇよ」 その人は銃がついた剣を持っていて、髪はボサボサの男性だった。 すると、銃でアヤカシの髪を全部打ち切った。 「なっ!!!」 英梨は立ちあがり 「あなたは誰?」 と聞いた。 「だから、名乗るのは後で!」 アヤカシは髪を短くされたので怒りを隠すことが出来なかった。 「ああああ!!貴様らこの私が殺してやるわああああっ!」 アヤカシは怒りのあまり周りがまったく見えてなかった。 「真田、俺は前から攻撃するから後ろから回れ。いいな?」 「・・・。わかった。」 男性は前からアヤカシめがけて走りだした。 英梨は後ろからアヤカシめがけて飛び出した。 「死ねええええええええええええええっ!」 「真田!いまだ!!!」 英梨と男性の剣がタイミングよくアヤカシの体を貫いた。 「なっ・・・。あああああああっ!!」 アヤカシは断末魔を叫びながら、灰へと姿を変えていった。 英梨は緊張や信じられない光景から解放されたのかその場に倒れた。 「・・・全く、世話のやける奴だ」
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