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英梨が目を覚ますと公園のベンチだった。
傍にはさっき一緒に戦ってくれた男性だった。
「目、覚めたか?」
男性は英梨のでこに自分の手を当て、熱を測ってた。
英梨はびっくりしてすぐに起き上がった。
「あ、あの・・・。ありがとうございます。」
「そんなに警戒するな。俺は何にもしない」
少し英梨と感覚を開け隣に座った。
「今度はきかせてくれる?あなたが何者か?」
「あぁ、そうだったな。俺は伊達の子孫、伊達剣(つるぎ)だ。」
「伊達ってもしかして・・・。」
「あぁ、伊達政宗だろ?俺も本人から聞かされたときはびっくりした。
名前だけじゃねぇのかってな。だけど、本人からお前は間違いなく伊達の血筋だって言われてなんかわからんけど否定も出来なかった。」
「まさしく私と同じ光景ね。私は真田英梨。よろしくね!」
それからいろいろ剣さんから聞いた。
どうやら目的は私と同じみたい。現世にアヤカシがたくさんいるからそれを退治してくれというもの。
そして剣さんも私と同じ鳥居の前になぜかいた。
すると・・・。そのあとは私と同じみたい。
「ということは他にもたくさん私たちと同じ人たちがいつのかな?」
「わからねぇけど、可能性はあるな。」
「だったらみんなに会いに行こうよ!」
「は?」
「だって皆と会って、協力しながら一緒に退治して行くの!どう?」
「・・・・・。」
剣は否定するのが面倒くさかった。
「しょうがねえな。俺も付き合ってやるよ」
この約束が今後私たちの物語を創造する序章に過ぎなかった。
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