信じる

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「岡田さん、俺も一緒に帰ってもいいかな?」 私と花穂里ちゃんを抱き抱えてくれた優男はにっこりと笑いながら話しかけてきた 「ええ…」 名前… なんだっけ? ってか 優男、よーくみれば顔整っているほうじゃない 優男と私は名付けているけど顔は優男っぽくないわね… チャラ男ってかんじ 「岡田さん?俺の顔なんかついてる?」 見つめすぎてたみたい… 「いいえ…何もついてないわ」 「そう?ちなみに俺の名前は北山章大で花穂里といとこ」 「そうなの!」 へぇー 仲良いのね… 「岡田さん!私の自己紹介聞いてなかったでしょ!!私、章大とはいとこです。って言ってたのにー」 頬を膨らませかわいらしくいじけてる 「岡田さん、もしかして誰一人聞いてなかったの?」 「えぇ…」 照れたように返事をすれば 「岡田さんったらかわいいっ」 花穂里ちゃん? 何を言い出すの? 「岡田さん、照れてるー」 にやにや笑いながら北山くんまでからかいだす 「照れてないわ…帰る!!」 かわいくない憎たらしい言い方それなのに二人は 「待ってよー!岡田さーん」 にこにこ笑いながら話しかける こうして 3人で帰ることにした
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