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君はわがままだ。
私も人のことは言えないが。
君はそれ以上のわがままだ。
君はいつも子供のように愚図って私に助けを求める。
君のそう言うところは嫌いだ。
だが好きなところはたくさんある。
もちろん、嫌いな部分もたくさんあるがね。
だが君は一般的にいい人だから。
もしかしたら引く手数多だっただろうね。
それを蹴っての私なのだから。
それなりに理由があるのだろう。
聞くような野暮なことはしないさ。
気持ちは胸の奥にしまっておくべきだ。
私のように軽々しく喋ることはご法度だ。
私はいいのだ。気持ちを軽々しく喋る生き物だから。
それが女と言うものじゃないか。
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