生活の始まり

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あぁそうですかと一発で納得できる筈もなく、何度か読み直して情報を整理する 一つ、送られてきた物が透明マントと日本刀という時点で、この世界では魔法、SF的な物があり、かつ、銃刀法などがない。つまり武装して戦う機会があっても珍しく無い 二つ、物理法則を...という言葉が出てきているということは、通常は物理法則は成り立つ。つまり重力、引力、大気圧などは地球と変わらずかかっている 三つ、俺は今最強とも言える武装を手にしている うん、整理するほどの内容でもないな 「ゲームの世界にきた気分だなこれは....取り敢えずっと...」 いつまでも突っ立っているわけにも行かないので、取り敢えずこれから多用することになるのであろう2種類の武装?を手にとって、マントを羽織り、日本刀を抜いてみる 「...おぉぉ....ポン刀だ。思った以上に重いが、カッコいいな」 思わず感嘆の声がでる。音もなくスラリと抜けた刀身は美しい銀色。そして鎬の部分には赤い線が両側に一本走っていた しかし..... 「やっぱり...か。訓練しろと....面倒だが頑張りますかね」 近くの草に向けて振ってみたが、草は切れたが切り口は荒く、引きちぎられたような形になっていた 日本刀は驚異的な切れ味を誇るが、それは太刀筋がしっかりとしている場合だ。こんな一般人が振っても、ただの鈍でしかない
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