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「うっ....なんだってんだよ一体.....」
意識が途切れたとは言ったが、体感的には一瞬だ。気が付くと俺は倒れており、周りは静まり返っていた
いや、「なにも無くなった」が正しいのか?
とにかく俺の周囲、見える範囲には住宅も、人も、道路、地面もなかった。ついでに言えば、自分の呼吸音、声以外音を感じない
「..........は?」
思考が一時停止する。当然だ。理解できないことが多すぎる
ここはどこだ?
地面が無い、俺が座っている感覚はあるのに。なぜだ?
なぜ見える範囲に何も無い?そんな地帯が地球にあったか?知らん。だがおそらく無い
自分の心臓の音がうるさく感じる。嫌な汗が身体を濡らした。しかしこのまま座っていてもしょうがないので、取り敢えず立ち上がり歩いてみた
「感覚は普通か。道を歩いているのと変わらない」
「そりゃぁそうじゃろうな。儂が現世と感覚を合わせてやっとるからの」
「へぇ、よく分からんな」
「無理はないの。お主はあくまで一般の人間じゃからな」
「そうか..........ん?」
俺は一体誰と話している?
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