プロローグ

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本日二度目の驚き。俺の隣にはいつのまにか老人が笑顔で立っていた。本当にこれは夢だと言われたい。どれほどホッとするだろうか 「まぁ落ち着け。そうじゃな、座って話をしようか」 「は....はぁ」 どこからともなく現れた椅子。流石に慣れてきたので、素直に椅子に座った。 「さて、何から話そうかのう...君は篠崎一郎で間違いないな?」 「確かに俺は篠崎ですが...その口振りだと、意図して俺をここに呼び出したようですね?」 「わざわざ敬語にせんでもよい。意図して...か、まぁそんなところじゃな。安心せい、お主が望めば直ぐにでも元の世界に帰れる」 老人が手を叩くと近くに一つの扉が現れる。何の変哲もないただの扉だが、老人のいうことが正しいのならば、その扉をくぐれば俺は元の場所へ帰れるのだろう 「そうか...だが、どうせならここに来た理由が知りたいな。いつ戻ってもいいならなおさら」 「ふむ、正しい判断じゃな。しかしどう説明したらよいか...簡単に言ってしまうと、宝くじに当たったとでも言おうか」 「宝くじ?ってことは何か貰えたりするのか?」 「望めば、命がもらえるが命を失う」 ....意味がわからん
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