奇跡を知った日
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「叩いて、ごめんな」 彼は泰子の左頬に遠慮がちに触れながらそう言った。 そして、カバンの中をしばらくごそごそやって、ある一枚の紙を出した。 「今日遅くなったのは、これを取りに行っていたからなんだ」 そう言って陽平がクリアファイルから出したのは婚姻届だった。 「結婚しよう」 陽平は泰子の目を真っ直ぐ見つめた。 泰子はしばらく呆気にとられていたが、陽平の目を真っ直ぐ見つめ返し、深く頷いた。
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