第3章 魔法

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おっと、7年間ずっと練習していたわけじゃないぞ。 妹がいるからな。歳は5歳、2つ下だ。 つまり、妹の遊び相手もしていたということだ。 てか、こっちがほとんどだ。 ということで 「こーこーだーよー。エールーメールー」 口調が違う? 7歳だからこんなものだろ? あとここだ、といってもどこかわからないだろうから言っておくとここは家の縁側だ。 そこで座ってぼうっとしていたんだ。 離れたところから小さな女の子が走ってきた。 「いたー!ヴィクトルお兄ちゃん、魔法教えてー!」 これが妹のエルメル・フレイラルだ。 可愛いぞ~、そして将来美人になるな!うん! 兄バカ?違うぞ、母が美人だからという根拠があるからな! だから、兄バカではないぞ! ところで・・・俺がヴィクトル、妹がエルメル・・・うん、気のせいだ。 気のせいということにしといてくれ。 わからない人は気にしないでいいからな! それよりエルメルの相手をしないとな。 「いいよー、お外にいこうかー」 「うん!早くいこー!」 子どもの口調は大変だな 何歳になったら素でしゃべってもいいのだろうか・・・? まあ、そのうち変わるだろう。 とりあえず移動だ。 ・・・
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