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ホリン
「おや、それはまた…」
エマ
「あ、誤解しないでね。お義父さんや里のみんなに、不満があるわけじゃないんだよ。
むしろ、もっともっとこれからもみんなの役にたちたいって思ってるし、すっごく感謝してる。
けど、やっぱり本当のお父さんとお母さんの事が気になるんだ」
ホリンは少し寂しい感情を抱きながら、十年前の出来事を自分が知る限り話した
エマはホリンの話しを聞き、少しショックをうけるも、両親の事を知りたいという気持ちが高まりだしていた
エマ
「お父さんは、優秀な魔動機師だったんだ…
でも、よくわからないけど、十年前にケラススが滅んでしまったことと、お父さんが死んでしまったことは、無関係ではない気がする。
お父さんは何か、とても大きな事件に巻き込まれてしまったんじゃないかって思う。
……うん、決めた。お義父さん、私、十年前の出来事の真相を確かめたい。だから、冒険者になって、いろんなところを旅して回るよ。」
その言葉を聞くと、ホリンは満足そうに頷き
ホリン
「お前がそう決めたのなら、そうしなさい。
そうだね。これから冒険者として生きていくことを、父上にご報告してくるといい」
エマ
「お父さんのお墓、あるの?」
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