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レイ
「敬語は必要ない。見たところ、同年代ぐらいのようだからな」
エマ
「はい…じゃなかった。
えっと…うん、わかった。
それじゃ遠慮なく」
エマは里の者以外と連れ立って旅をする事がはじめてだったからか、とても、ウキウキした気持ちであった
片方がルーンフォークであるならなおさら、警戒心を抱かないし、性格的にも人なつっこく接してきたため、少し警戒していた2人も二日も経てば幾分か緩和されていた
何より、エマを見ていると、どこか放っておけないような気持ちさせてしまうこともあったからである
さて、ペリテの里まで、もう少しといったところであったが、木々の向こうから、なにやら助けを呼ぶ声が聞こえてきたのである
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