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翌日。 海は佳苗から連絡をもらい自身の家に戻った。 「早かったですね」 佳苗は海を見ながら微笑んだ。 「恵美は…」 「あちらでもう死んでおりますよ」 佳苗は海の家を指しながら言った。 「苦しまないように御送りしました」 佳苗は空を見上げた。 「もう今頃向こうですね。これで貴方の願いは叶えました」 「はい。ありがとうございます。ありがとうございます」 海は笑顔で頭を何度も佳苗に下げた。 「では、私はこれで」 佳苗は海に微笑むと、海に背を向けて歩き出した。
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