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「殺して欲しい人…ですか」 佳苗は繰り返した。 「あ……、やっぱり無理ですよね流石に」 海は少し落ち着いた顔をして苦笑する。 「そうですね…。よければその殺したい方についてと動機を訊いても宜しいですか?」 「分かりました。これは一ヶ月前の─」 そして一時間以上彼の話は続いた。 「──だから私は貴女に依頼して殺してもらおうと思ったんです」
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