第2話

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─*─ 「物々しい警戒網だな、コリャ…」 その夜、由から聞いたマフィアのアジトに忍び込み、麻薬保管庫を探していた。 …が、1人ではない。 「連中、この辺りに敵対マフィアがいないもんだから、組織がデカくなったンだ」 「なるほどなぁ…で?由は何で来たんだ?」 「仇くらいは、自分で取りたいンだよ。邪魔はしねーから」 そう答える由に、空は「しゃーねーか…」と言って煙草ケースとライターを彼女に渡す。 「コレ、ちょっと預かってくんね?落としたくないからよ」 「ん、判った」 .
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