第2話

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火薬庫が大爆発をすると、その倉庫が全壊し、由を担ぎ上げた状態で外のフェンスの上に立って居た。 「おぉ~…こりゃハデだ」 「バカかテメェは!?火薬庫ブッ壊すなら壊すって言えよ!」 「え、フツーに壊すとか言うのカッコ良くないだろ?」 「カッコつけんな!てか、ウチを早く降ろし…」 その直後、機関銃で武装するマフィアの集団が一斉に空達に発砲する。 「撃て撃てぇ!生きて此処から逃がすなぁ!!」 「撃って来たぞ!?逃げろよ!」 「ヘイヘイ。注文が多いこった」 銃撃を掻い潜りながら逃げると、マフィア達は機関銃を撃ちながら追跡する。 「だぁーッ!!撃たれる撃たれる撃たれるーッ!!」 「あんなのが当たるかよ。余裕ヨユー。超ヨユー」 追っ手を振り切った空は、近くのドラム缶が積み上げられた場所に由を降ろした。 「隠れてろ。コッカからは、俺の活躍シーンだから」 「は…?」 .
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