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「ウチに構うな!!コイツを早く…」
「ん?よく見たらコイツ、あの時の尼が言ってたガキか?」
そうマフィアのボスが言うと、ポケットからロケットのペンダントを取り出して由に見せる。
「“麻薬には目を瞑る代わりに、子供たちに食料を分けて”だの言うモンだから、鉛玉をぶち込んでやったがな?ハッハッハッハッハ!!」
「だからって…だからって、殺すのかよ!?」
高笑いするマフィアのボスに、由は悔し涙を流した。
「…うーん。困ったな。オイ、由」
「テメェは動くなって言っただろ!?」
ガチャリと銃口を向けるマフィアのボスに、空はそれを無視しながら問いかけた。
「敵討ちしてやるけど、その代わりお前は俺の助手をやってもらうぞ?世界一の大泥棒のな?」
「世界一の?…ま、まさか…!?」
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