第2話

22/25
72人が本棚に入れています
本棚に追加
/598ページ
「ウチに構うな!!コイツを早く…」 「ん?よく見たらコイツ、あの時の尼が言ってたガキか?」 そうマフィアのボスが言うと、ポケットからロケットのペンダントを取り出して由に見せる。 「“麻薬には目を瞑る代わりに、子供たちに食料を分けて”だの言うモンだから、鉛玉をぶち込んでやったがな?ハッハッハッハッハ!!」 「だからって…だからって、殺すのかよ!?」 高笑いするマフィアのボスに、由は悔し涙を流した。 「…うーん。困ったな。オイ、由」 「テメェは動くなって言っただろ!?」 ガチャリと銃口を向けるマフィアのボスに、空はそれを無視しながら問いかけた。 「敵討ちしてやるけど、その代わりお前は俺の助手をやってもらうぞ?世界一の大泥棒のな?」 「世界一の?…ま、まさか…!?」 .
/598ページ

最初のコメントを投稿しよう!