第2話

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翌日…。 「じゃあな。シスター」 墓標と呼ぶには粗悪な木製の十字架に缶バッチ付きのニット帽を被せる由は、真っ赤になった髪の毛をいじる。 「シスター、ウチの黒髪気に入ってたのによぉ…」 「しゃーねぇーだろ?昨日お前に撃ち込んだのは、マシンセル内蔵の特殊な弾丸でな。本来なら即死するが、30%の確立でサイボーグ化するんだよ。良かったな?ツイてて」 そう言いながら電話越しに「ギャラはいつもの口座にヨロシク」と言って電話の通話を済ませる空に由は問い掛ける。 「てか、何処に電話を掛けてたんだ?」 「あのマフィアな、指名手配されてる奴なの。んで、懸賞金の手続きしてたわけ。軍警察に」 「…!まさか、お前がここに来たのは…」 気持ち良さ気に煙草の煙を空に向かって吹く空は「アレ?言ってなかった?」と言い出した。 「言ってねぇよ!!この野郎!!」 「だから今言ったじゃん。昨今の子供はキレやすいねぇ」 「ガキガキ言うな!!」 「へいへい…」 .
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