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そう空に言われて自分の手を見る由に、彼は「まぁ不安になる事はねぇよ」と言った。
「お前がそんな身体でも、人間なのは俺が保証すっからよ」
「ったりめーだろ?この身体にしたのはアニキなんだしな?」
「そんな嫌味ったらしい顔で言うなよ。悪かったからさ」
そんな話しをしていると、車の走行音が徐々に近付きつつあるのに気付くと、その方向を向く由。
「バスだ。アニキ」
走行音だけで車の種類を言い当てる由は、自分でも気づかないまま数キロ先を走る1台のバスを見付ける。
「見えるのか?」
「うん。見た感じ…アレは軍警察の車両だ。護衛の車もいる。バスの中には、運転手以外に4人乗ってる」
「護送か?にしちゃ変だな…」
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