第15話

8/33
前へ
/598ページ
次へ
一触即発な雰囲気が漂うと、部屋をノックしてドアを開けたシュンは「ダンナ、いますか?」と言ってきた。 「お、シュンか。どうだった?」 「昨日の件があったせいですかね?軍警察まで出張って、あちこちで検問やってますよ。他の賞金稼ぎ達も、血眼で探してます。あ、一応謝礼金は貰いました」 「手負いとばかりに、軍警察も動いたか…となると、此処も長居は出来ねーな」 シャツを着てコートを羽織る空は、窓から外を見る。 そこには、明らかに武器を隠し持っているであろう強面の男達数名が、ホテルに入って来る様子が伺えた。 「…シュンくーん。お前余計なの連れて来てないか?」 「えッ!?俺尾行されてました!?」 「空、どうする?」 そう双牙子が言うと、空は面倒そうに怪人黒マントを見た。 「おいコラ。面倒だけど一緒に来い。拒否るのはナシだ」 「………」 .
/598ページ

最初のコメントを投稿しよう!

72人が本棚に入れています
本棚に追加