第15話

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そう空が言うと、何かを調べていたシュンとレンが屋敷跡から出て来る。 「空兄様。やはり兄様の思った通りでした」 「書斎っぽい部屋に隠し階段がありましたよ」 「案の定か…さて、ヘレン。俺の目的を言ってやろう。まぁ、判ってると思うけど、その新兵器ってのをブッ壊すのが目的なんだよな」 そうヘレンに打ち明けた空に、ヘレンはニヤリと口角を上げた。 「壊す?…ククッ、それは無理だ。絶対にな?」 「オイオイ。お前状況が理解出来てませんかね?」 「判っているさ?」 バチッとヘレンを拘束していた白蛇が突然ショートすると、双牙子が「コブラ!?」と言った。 「な…!?(双牙子のコブラに機能不全を起こした!?)」 「私がマシンセル投与者と思った様だが、そうじゃない」 殺気を放ち、咄嗟にヘレンから離れた空と由は、彼女のうなじに取り付けられたプレートから黒マントが出現するのを目にした。 「その新兵器は、この私が既に取り付けている。このウェポンアーマーがな!!」 .
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