第3話

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ー*ー 「う……」 天井の明かりの眩しさで目を開けた由に、あからさまに不機嫌そうな口調で「起きたかドジ子」と空の声を聞く。 「ア…アニキ…?」 「お前、爪牙子のコブラのスタンファングに噛まれて気絶してたんだよ。…ったく、だから俺の事はアニキと呼べと言ったんだ」 後ろ手に手錠を付けられていて、そして何処かの牢屋の中に入れられている状況を確認する由は、空に問い掛ける。 「さっきの刺青女…知ってる奴なのかよ?」 「獣林 爪牙子[ジュウリン ソガコ]。お前と同じ、身体にマシンセルが入ってる別名"獣使い爪牙子"だ。んで、もっと言うと…」 「空のビジネスパートナー兼、奴隷ちゃんでーす」 .
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