第3話

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煙草に火を着けて一服する空に、爪牙子は「2500万でも?」と値切り交渉を再び持ち掛ける。 「可哀想にな~?シクッたら大騒ぎだろうな~。3000万のチョー格安価格で提供するのにな~?さ、長居は無用無用…」 「うぅ…さ、3000万で手を打ちます…」 それを聞いて満面の笑顔になる空は、煙草を吸い切って床に落とした。 「はい決定。じゃあまぁ…」 右手に持った牢屋の鍵で牢屋から2人を出す爪牙子に、空は彼女の肩に右手を乗せる。 「さ、お仕事張り切ってやろうか?」 「りょーかーい……」 「……(まぁまぁゲスいな。空って)」 .
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