人間やめときな

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「う~ん…」 「イヤや、マル、やめるなよ」 「ここまできてやめませんけど」 初めての交接に丸山は困難を極めていた。思った以上に渋谷の身体が開かない。 「あ~、う~」 「痛い?」 「めっちゃ痛い。ケツ割れる」 「しぶやん、ケツは元から割れとるでぇ~」 「お前、どさくさにケツ揉むなよ!」 「すばる君のお尻、セクシーやん」 「きったないケツやで」 「そんなん言うてぇ~っ!」 丸山は渋谷がなるべくリラックスできるようにと、痛々しいほどおどけ倒した。 「ふぁっ、あ!」 「すばる君、もうちょっと、頑張れる?」 「ま、マル、俺…、怖い」 「大丈夫。俺だけ見ててな」 渋谷は丸山の優しすぎる瞳をまばたきせずに見つめたまま、黙って頷いた。
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