セルフライナーノーツ

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⑩星ふたつ ■松原、黒紫、ヤンマー 松原:紫君が不合格になるのは最初から決めていたのですが、それも「俺の番号ないわぁ~」と赤君に連絡させたいというのが元々でした。 ヤンマー:実はヤンマーは好きでありまして、青君に甘えっぱなしの黄君ていいなと。歯の浮くような台詞も黄君なら可と思える不思議。黄君のメガネが好きなので、これで遊べないかと思っておりまして。メガネを外してもらうというアクションは、DTの夢だとどっかの本で読んだのを思い出して入れてみました(笑)。 ⑪19か20 ■黒赤、torn、橙赤 時系列をいじっているうえに回想も入る、構造的に非常に読みにくくてすみません。 黒赤:ツレ感のある、黒さんを信頼しきってる赤さんを書きたくて、こうなりました。 torn:もうtornをどう出そうとしばらく煩悶しておりましたが、イケメン二人が仲良くしている様子を見ている第三者視点を入れるというメタ構造は、結果として面白くできたかなと自画自賛。 橙赤:お互いの血をなめ合う義兄弟の契り的なアレって、ヤクザ映画は勿論のこと、ギムナジウムのものの古典映画「寄宿舎」でもある表現ですし、私の記憶が間違っていなければ、映画「壬生義士伝」でもあったような…。そんなこんなでいれてみた。 これを書いている時は「アイッテナニ?」みたいな感じになっていて、だいぶエモーショナルな感じで今更恥ずかしいです。 今読み返して、これって「男色大鑑」じゃんと思いました。また古いところ出してきましたけども。 「傘持てもぬるゝ身」という壮絶悲恋物語があり、私これに出てくる小輪ちゃんの美しさと漢らしさがたまらなく好きでありまして。根源的に好きなものって知らず知らずのうちに出ちゃうんですね。嗚呼、恥ずかしい。
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