泥使鳥の支配する国 沈泥

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ゾナクス「七宝?なにそれ」 エデュー「この世界でたった1つしかないといわれている宝石七種類の総称だ」 ゾナクス「どんな宝石があるの?」 エデュー「黄金色に輝くは、誠実の象徴(パーズ) すみれのような紫色をした、真実をつかさどる《ジスト》 氷のように透明な輝きをもつ、純潔と力の象徴(ダイモンド) 若草を思わせる緑色は、名誉をあらわす《ラルド》 群青色の地に銀色が点々と、夜空の星のようにあらわれているのは、神力の象徴(ラピス) 血のように赤い幸福のしるし《ルビ》 虹の7色に輝く希望の象徴(レボパール) この七つが七宝だ。そしてこの七宝を守っている烏の使鳥のことを〈七面鳥〉と呼んでいる。言っておくが七面鳥の強さはそこらの烏の使鳥よりけた違いに強い。そして、どの宝石にもそれぞれ色によって特種な能力がついている。例えば泥使鳥が持っていた黄金色のパーズは持っている者にある程度の範囲の他人の考えていることがわかることができる。それに俺が持っている透明な輝きをもつダイモンドは持っている者を不視(ようは透明になること)にする事ができる。つまり七宝を持っている使鳥は七宝の能力+使鳥の能力を持っている。俺はそういう七面鳥だけを倒していくんだ。お前らみたいに強弱かまわず使鳥を倒しているよりも危険がいっぱいなんだ。それでもお前はまだ俺を仲間にしたいのか?」
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