「幼い夢」

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____ 「やだ!お兄ちゃんと一緒がいい!」 まだ幼かったころの私。 4歳のころだ。 確か離れる3日前。 「わがまま言うなよ  また会えるから、な?」 お兄ちゃんの涙交じりの声。 ひとつ上の5歳。 泣き虫な私の右手をいつも握ってくれた。 「やだ!絶対にやだあ!」 泣きじゃくる私、 困った顔で涙を浮かべるお兄ちゃん。 「あ、そうだ。」 何かを思いついたお兄ちゃん。 手首に巻いた糸を解く。 「これあげるから!!」
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