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[花=??]
胸に咲いた一輪の花。
酷く懐かしくて、思わず触れた。
そしたら触れた瞬間枯れてしまった。
次の日。
また胸に花が咲いた。
今度は触らないでいたら、赤い蜜が溢れてきた。
舐めたら甘くて、美味しかった。
しかしまた枯れてしまった。
次の日。
また咲いた。
触れないように、蜜を舐めないようにしていたら、周りが変な目で俺を見ていた。
よく見れば、皆俺より綺麗な花が咲いている。
羨ましくなってその花を引き抜いたら、その人は動かなくなった。
次の日。
花が咲かなくなった。
end.![image=480515354.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/480515354.jpg?width=800&format=jpg)
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