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[匂いは誘う] 「血の匂い…もう殺っちゃったの?」 暗闇に光る二つの丸が、血で濡れた赦楽に話しかける。 「満月、か…」 「うん、そーだヨー。よくわかったね」 「冗談」 その光りは満月が従えている狼のもの。 「ほら、この子がサ、お腹すいたって言うから夜食にしようかなぁって思ってたんだけどさ」 赦楽が食べちゃったんならしかたないか、と満月は笑う。 「…肉片ならあるぞ」 「いらないよwだって俺が殺ったわけじゃないし」 狼の頭を撫でて、満月は赦楽に背を向けた。 「じゃあ俺ちゃんはちょっと遊んでくるね」 「程々にな」 「キミに言われたくないヨ」 血の香りは、 「お腹すいたね」 血を誘う。 end. 自分でも意味がわからない文にww
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