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[ブルーベリーカップケーキ②]
満月は書類と険しい顔でにらめっこしているモザンを見つけ、軽い足取りで近寄る。
「モザンー」
「…満月従者」
「わぁお、凄い隈だねぇ。俺ちゃんと一緒」
寝不足で疲れきっているモザンに満月は笑った。
「まだ盛ってるのかい?猫達は…」
「えぇ…」
「www可哀想なモザンにカップケーキをあげるヨ」
どこから取り出したのか、満月の手にはカップケーキが二つ。
「息抜きにどうぞ?」
「はぁ、」
「毒は入ってないよww」
「当たり前です…!!」
いただきます、とモザンが口に運んだことを確認し、満月はその場を後にした。
「まだ残ってるなぁ…
よし、じゃあ次はあの子にあげよー」
end.
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