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[モブ兵の日記] ○月△日 今日の訓練中に従者の一人、満月さんがきた。 俺はあの何を考えているのかわからない微笑みが苦手だったりする…。 目がいつも黒くて、表情は変わるのに全くそれが詠めないからだ。 満月さんは「俺もまぜて」と言い、訓練用の槍を握った。 猛獣使いなのに武器が使えるのか、と心の中で小馬鹿にしていたらあっという間に負けた。 その強さを改めて思い知らされた。 満月さんと同じ従者である赦楽さんはオーラが恐くて近寄りがたいが、満月さんは結構フレンドリーで、話しかけてくる。 でもたまに見せる黒さは恐ろしい。 「精進したまえ、なんてネ」 そう言って立ち去ろうとした満月さんに1羽の鷲が肩にとまる。 しばらく何か話をしたあと、嬉しそうに舌舐めずりをして足早に立ち去った。 何を話していたのかはわからない。 生物と会話ができる満月さんにしかわからない。 明日も早いので今日はこれぐらいにしておこう。 end.
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