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その日の夜、主人と話し合いました。
どうしても気力がでなかったので、閉店間際のスーパーで割引になった総菜を買い、温めての食事をしながらでした。
食事を総菜で済ますことはほとんどないのですが、主人も私の状況を察してくれたのか、批判するようなことは一言も言いません。
診察の結果について、なるべく客観的に伝えました。
自然妊娠の可能性、
体外受精を勧められたことも。
話しながらなぜか涙がこぼれてきました。
頭では冷静にわかっているつもりなのに、涙と鼻水が止まりません。
あとから、あとから流れてきます。
どうしてなのか自分でもわかりませんでした。
まぁ、やれるだけやってみようか。
主人はそう言いました。
このときに、はっきりとわかりました。
主人が望むから子供が欲しいんじゃない。
私が欲しいんだ。
誰になんと言われても、たとえ主人がいらないと言っても、私は産みたいのだと。
お金かかるよ。
鼻水をすすりながら、私は答えました。
お金は後で稼げばいいよ。やれるだけやってみよう。
こうして、私たちは体外受精に向けての治療を始めることにしました。
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