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「マスター、あなた一体マリオネットに何を――」
マスターを責めようと思い、キッチンから出る。
私がこの男に従っているのは、あくまでもマリオネットの安全を確保するためだ。
マリオネットに危害を加えたのなら黙ってはいられない。
別にここにいるのが私1人なら、私自身は別にどうなっても――
「サン!!逃げろ!!」
――構いはしないのだけど……。
まさか、こうなるとは、ねえ……。
私の首にはマリオネットの左腕が回されている。
顔の前には、包丁。
マリオネットの右手に握られている、包丁。
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