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マリオネットの言った言葉。
そして、この行動。
マリオネットは――
「痛っ……!」
頬に鋭い痛みが走る。
「動くなって言ったでしょ……!?」
横目でマリオネットの方を見ると、私の顔にピッタリと寄り添った包丁の先端に血がついていた。
「刺せないとでも思ったの?私は本気よ……!」
マスターが少し動いたのだろう。
青ざめた表情をしている。
パニックになった状態なら見たことあるが、こんな表情は初めて見た。
「君とサンは仲が良かったはず。なのにどうして……!」
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