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黒乃目side
助けて貰ったお礼に私が作った武器を上げるはずだったのになんだかおかしな事になっちゃったな
目の前ではとてつもない速度で魔導回路の基礎が書かれた本を読む時さんに驚きを隠せなかった
「ねえねえ黒乃目さん」
話かけてきたのはコンと呼ばれていた狐族の少年だ
「どうかしましたかコン君?」
「少しの間だけおしゃべりしない?」
「構いませんよ
それなら雪ちゃんも交えて「雪ちゃんなら寝てるよ」え…」
全く動かないと思っていたら立ったまま寝ている
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