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時side
俺は分厚い本を閉じ、目を瞑る
ひとまず内容は理解した
大元は魔法陣と同じ、だがエネルギーの変換が違う
これは魔法じゃない、錬金術だ
魔力式銃かと思ったら錬金術式銃…
黒乃目が俺の近くに来る
「どうですか時君?」
「内容は理解した
ふと思ったんだかこのシステムは黒乃目が考えた物か?」
俺は分厚い本をもう一度開く
書かれている文は全て手書き、そして所々に書かれた数式…
明らかに市販の本でないのは明らかだ
「そうですよ…
でも未完成なんです」
「だろうな」
この世界に錬金術の基礎がないも分かった
無いものを一から作るのは天才とそれに従う忠実な部下が一生を懸けて作るものだ
それを一人でここまで実現したんだ
充分凄い
足りない部分は俺が手伝う
天才の手助けをするのが凡人の出来る事だからな
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