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「この銃の問題点なんですが「それならもう分かってる」…凄いですね」
俺は白い銃からマガジンを抜き、刻まれた陣に手を加える
「凄くないよ
それよりも出来た」
時は白い銃にマガジンを戻し、黒乃目に渡す
「早いですね」
「殆ど完成してたから簡単だった」
「簡単…か」
何を言いたいのかは伝わってくるがあえて言わない
「その銃の特許を取りに行くといい」
黒乃目は驚いている
そんなこと言われるとは思っていなかったんだろう
黒乃目が何かを言おうとするがその前に言葉を被せる
「この銃の大元を考えたのは黒乃目だ
俺は少し手伝っただけ
何も気にすることはないさ
特許を取ったら物取りのお礼として受け取りに来るから」
時はそう言って雪を担ぎ、コンを連れ工房から出ていった
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