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「礼の話なんだが、この街を案内するじゃ駄目か?」
「案内ですか?」
「そうだ、案内だ
俺達は田舎から来たもんでな
この街について何も知らないんだ
だから案内してほしい場所を言うからそこまで連れていってくれないか?」
「そんなことで宜しいのであれば任せてください!」
「それじゃあ、あんたの店に連れていってくれ」
えっ、と言いながら女性は驚いた顔をする
「あんた鍛冶屋だろ?
服から溶かした金属の匂いがする
つまり金属を加工する職業…
つまり鍛冶屋ってな訳、間違えてた?」
女性は頬を少し赤く染め、服の匂いを嗅ぐ
「分かりました
私の工房に招待しますね」
そう言いながらトキ達は女性の後を着いていった
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