第3話

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私と遥は2年D組。 夏海と美桜は2年B組。 それぞれ半分、に別れた。 クラスで遥以外、何となく仲良く出来そうな友達も出来た。 けれど休み時間。 クラスも違うのに廊下でたむろしてる 彼女達を見ると、 やっぱり胸は普通に痛んだ。 ……このまま……卒業まで。 ……きっと……卒業まで。 部活でも、Aチームは練習時間も内容も違う。 帰りは二ノ宮さんか田中さんと。 たまにマキ先輩と帰り、差し障りのない話をした。 もう結斗にしか心の中は何も言わない。 先輩への意地でもなくそう決めた。 部活にいる事の意味は、 あの日新しいラケットをくれた結斗が、 『嫌かもしんないけど…… チーム上がっておめでとう、だな』 って言ってくれたこと。 それだけを軸にして、 ただ、息をした。
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