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― みゃう
（雨足が強くなってきたな、走ったほうがいいかも）
― みゃう
（なんだろ、ネコの鳴き声が聞こえる気がする。まさかこんな雨の中に。疲れてるのかな。昨日夜更かししたし、、、）
― みゃう
（なんかもっとはっきり聞こえる、、、、、、ええっ！？）
足元を見ると、ネコがこっちを見上げている。まだ子ネコといえる大きさの、白い小さなネコ。いや白かったというべきか。今目の前にいるのは泥だらけの茶と白のまだらネコだ。
私の足の周りに体をこすりつけるようにして、すりすりしている。可愛い、でも妙に馴れ馴れしいな。
（うわ、野良猫？ まさか捨て猫じゃあ、、、。おなか減ってるのかなあ。かわいそうだけど、うちじゃネコ飼えないし）
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