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（はぁ）
スタバで、ラテを頼むために列に並ぶ。
前のカップルが楽しそうに会話しているのを聞き取ってみようとする。はんぶん、好奇心。
（、、、だめだ、全然わからん）
「お待たせー」
麻里が重そうなダキネのグレーのバックパックを抱えて入ってきた。どさっと色気なく私の前に座る。
「どうだった、今日のESLは？」
「かわんないよ。行ってる意味あるんだろうか、、、」
「瑠奈ってアメリカにいたの、中学から高校にかけてだったよね」
そうなんだ。実は私、中3から高1にかけて1年間とちょっとだけ、父の仕事の関係でアメリカに住んでいたことがある。
「そうだよー、高1の冬に一緒に芝居の大道具係やったじゃん」
「あー、やったやった。あの完成した書き割りに、なんだっけ？ ああそうだ、瑠奈がこけてペンキをぶちかまして、やり直しで半徹夜になったんだったね」
「そんなことは思い出さなくてよろしい」
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