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担ぐように持った機関銃を振り回す。
大振りな動作は空を切る。
後ろに回ったことを認識して反動で狙いを定める。
引き金を引くと銃身が回転し弾が出る。
轟音には慣れた。
耳を劈く轟音と共に弾は敵に吸い込まれる。
そのはずだった。
圧倒的物量を押し返すように盾で弾をはじく。
急所を覆い隠した盾で決定打は狙えない。
引き金から指を離し懐の拳銃に手をかける。
取り出した頃には拳銃の範囲外だ。
しかしそれは機関銃の範囲。
引き金を引いて相手に向けて弾幕を張る。
銃弾の雨をすべて避けるかの如く動き回る相手に狙いは定まらない。
どうする。
思考した頃には次の手が待っている。
終わらない戦いは消耗戦に持ち込まれていた。
勝利するのはどちらなのか。結果は誰も知らない。
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