救出

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咲『もう少しこっちに…!』 耳をぐっと障子へ当てる。 すると女達が話しながらこちらへ近づいてきた。 「…そうなん?怖くて外出れへんわぁ。」 「ねぇ。…なんかあったんかなぁ。…新撰組がこの辺まで巡察やなんてなぁ…。」 咲『…え?!』 咲は驚いて障子から離れる。 女達は部屋の近くに階段があるようでその階段を登って行った。 咲『…皆が近くまで来てくれてる…!』 嬉しさに胸元をキュッと握りしめる。 場所を移動しようと体勢を変えた時、何かが床に落ちた。
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