いつまでも一緒に

誓い

「補習は希望制ですか？」

千鶴って、堂々してていいと思う。

「そう、希望制だよ。他。」

んじゃ、俺はいーや。
あ。

「悠斗さん、なんで生徒会に？」

副会長の悠斗は従兄弟。

「はは、楽しそうだったから？」

はぁ。

「やっぱり。そんなところだろうと思いましたよ。」

従兄弟でも敬語を使わなければいけない。家では無いから。

「でも、実際楽しい。まぁ、気楽にどうぞ。」

気楽に、ね。また、無茶を言ってくれる。

「そうですね。とりあえず、部活は大丈夫ですよね？」

そこは重要。

「あぁ、大丈夫。けれど忙しい時はコッチに来てもらう事になるし、ルックスも良いから騒がれる可能性もある。」

ちょっと怖いかなぁ？
でも、やりたいし。

「「大丈夫です。」」

うん。大丈夫。

「あっと、一番奥の机が会長席、右に並んでいる四つの机。会長席に一番近い副会長席以外は、自由に決めて。各机にパソコンは付属されているが、色が違う。左側のドアは奥からお手洗い、キッチン、仮眠室の順で。」

おぉ、便利な部屋すぎるだろ！

「んじゃ、私あの黒いパソコンのある席で。」

「あー、俺はその左側、白いパソコンの席で。」

「俺はぁ、え、あの赤いパソコンの席で？」