セッション4

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「いやぁ、ドレイクは強敵でしたねぇ」 「冗談抜きでな。ていうか狂戦士も強かった」 「魔改造だからね、仕方ないね」 セッションが終わり、僕達は今回の感想を話し合う。 魔改造は怖いと言う事を今回で知った。 ……前のクィンドゥームも魔改造だった気がするけど。 「そういえば、この剣って経験点貰えるんですか?」 「ああ、皆と同じ分貰っていいよ」 「分かりました」 この剣には普通に経験点入るんだ。 まあ確かに1からだもんね。 「……それで葵、どう?」 「……入りたい」 「よし、部員が増えてくぞ!」 僕は葵にそう聞くと、葵は入りたいと答える。 それに氷雅さんは喜ぶ。そういえば初期と比べるとかなり増えたな。 そして葵が入ってくれるのは嬉しい。 「基本的にSMになると思うけど、大丈夫?」 「うん! 理樹君の役に立てるならいいよ!」 「……これはいけますね」 「いけねえから!」 僕が葵にそう聞くと、何とも嬉しい答えを言ってくる。 そして愛莉さんェ……何で腐ってしまったんですか……。 雷斗さんは頑張ってください。マジで。 ……そういえば唯も若干危なかった気が。 「……? どうしたの? じっと見てきて……あ、もしかして胸見てたんでしょ? 理樹のエッチー」 「……うん、いつもの唯だね」 「それどういう事ー!?」 そう思い唯を見るが、いつも通りであった。 というか胸見ちゃうのは唯が悪い。 大きさが高校生じゃないもん。僕だって健全な男だし。 「……まあ、各自成長は経験点は基本1500、妖精を傷つけなかったでボーナス500、敵の分で1360、合計3360点、お金は一人8500G、名誉点はそっちで計算してくれ」 『分かりましたー!』 その中で氷雅さんが冷静に計算して、僕達に伝える。 流石GM、このカオスな状況でも動じないとは……。 「それでは、お疲れ様でした」 「おう、気をつけて帰ろよー」 「分かりました」 僕は皆にそう言い、部室を出ていった。
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