19人が本棚に入れています
本棚に追加
「……これなら兄さんの役に立てる……」
「おう、ありがとな」
「……んふ」
聖奈がそう言うと、雷斗さんは聖奈の頭を撫でて、気持ちよさそうにしている。
……だからブラコンなのか、納得だ。
「兄妹愛は後にして、葵頼むよ」
「はい……頑張ります」
フェアリーソード 1H:20 2H:30 C値:10
レベル3 UP!
フェアリーテイマー3 UP!
戦闘技能
魔力撃
経験点:860点
妖精の力
これを装備している者はこの剣の技能を使用することが出来る。
妖精の恵み
妖精魔法を行使する際、金属鎧でのペナルティを受けない。
干渉不可
この武器で魔力撃を行う場合、フェアリーテイマーの魔力でしか行えない。
「……仕事少なかったけど」
「だ、大丈夫だよ」
葵の何か不満そうな顔である。
やっぱり皆と比べると仕事が少ないのがなぁ……。
「いや、今回も葵に働いてもらうぞ」
「え、本当ですか?」
「ああ、それにこういう仕事だからな」
すると氷雅さんは葵にそう言い、メモ帳を取り出して見せる。
……あれ? 何か葵嬉しそうだぞ?
「はい! 頑張ります!」
「やる気出してくれたな、それじゃあ……」
『剣と魔法の世界へ!』
そんな葵を見ながら僕はいつも通りの掛け声で始めた。
最初のコメントを投稿しよう!