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「と、いうわけで今日も始めていきまーす!」
「その前に聞きたい事があります」
「ん? 何だ?」
前のセッションから一週間が経った放課後、氷雅さんは始めようとする。
うん、それはいつも通りだからいいんだ。
だけど、僕には疑問がある。
「さっきから雷斗さんに抱き着いている子は誰ですか?」
そう、雷斗さんに誰かが抱き着いている。
最初は付き合ってる愛莉さんかと思ったけど、背的にも体系的にも違う。
「ああ、この子は雷斗の妹の橘 聖奈だ」
「……よろしく……」
「う、うん……でも、何で?」
雷斗さんの妹、か……でも、ここにいるって事は一歳しか違わないんだよね。
……ブラコン?
「それは、流石にSMがレンの役やるわけにいかないじゃん?」
「まあ、GMのサポートですからね」
「それでレンの役誰やるかなーって悩んでたら雷斗から『俺の妹がやりたいって』って来てさ」
つまりSM(宮本先生)には自分のサポートをしてほしいと。
それで悩んでたら聖奈がやると言ったと。
まとめるとこんな感じか。
「そんな事よりもGM! 成長がしたいです!」
「おう、そうだったな……それじゃ、経験点2600点、お金6520G、名誉点90点を足して成長作業を始めてくれ」
『はーい!』
早く成長作業をしたいのか、目の前で起きている事にも目もくれず、氷雅さんにそう言う。
氷雅さんが成長出来る分を伝えてから、皆は成長作業に移った。
『終わりましたー!』
30分後、僕達のキャラの成長作業が終わった。
「ほいほい、それじゃあ雷斗から頼む」
「任されたぜ」
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