ぷろろうぐっ!

2/4
前へ
/53ページ
次へ
ガタガタガタンッ!! 「コラぁぁぁぁぁア!!」ドタドタ… 「あははは~♪」タタタッ… 明朝、午前5時すぎ。とある郊外の一軒家。 朝っぱらから、まあお盛んな事で。 「ナレーション仕事しろや!なに現実を盛りに盛ってんだよ!抽象的なくせに!」 とまあ、私にまでツッコミを入れてくれる寛容な彼は、此処の住人の1人、灰ヶ瀬 冬真(はがせ・とうま)。 銀髪の肩までのミディアムヘア。その目は鋭く鈍色に光り、眼鏡の奥で毎日女性達の痴態を垣間見てい「だから捏造してんじゃねぇよ!ちゃんと現状を表しやがれ!」…という、自称(笑)クール(笑)な男子学生。年齢は19歳。 冬真「……別に、俺だって好きでこんな事やってんじゃねえよ」 「女の子の上に馬乗りになって言うセリフじゃないよね♪もがもが」 冬真「ならまずはその口に含んだ俺のシャツを返せよ春香!つかどうやって手のひらサイズに折り畳んだんだお前!?」 春香「ふふ~♪私に不可能なのは、料理だけだよ~」ニコッ 冬真「それ以前にハムスターみたいに頬張ってよく喋れるな。つかマジで返せ」 鬼気迫る睨みに笑顔で返す彼女は、相川 春香(あいかわ・はるか)。 可愛い顔とは不釣り合いなくらい主張のある胸。背丈は冬真より低いが、160はある。主張するとこは主張して、おさえるとこはおさえている完璧に近いスタイル。 だが残念な事に、とにかく天然、脳天気。無防備なように見えて、生半可な輩相手なら、10人の男を1人で2分で伸した経歴を持つ。 なぜか、 春香「もがもが~♪」 冬真「だからくわえたモノを離せよ!」 彼に対してだけは、この有り様である。 因みに18歳だ。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加