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「かかかっ!相変わらずだな!ウチの夫婦は!」
「……日常茶飯事。むしろ、毎日の光景すぎて……レア度がない」ムスッ
冬真「理不尽な感想ありがとう。夏哉は暑苦しい笑い方をやめろ。秋乃は何が言いたいんだ」
2階から、2人の男女が降りてきた。
男の名は、御堂 夏哉(みどう・なつや)。
ツンツンの赤髪、日によって変わるバンダナ、さらに腕を捲った半袖シャツが、彼のトレードマークだ。
因みに、年から年中(冬は屋内に限る)この格好だ。
夏哉「かかかっ!俺に死ねって言ってんのかよ冬真?かかかっ!」
冬真「……いや、疲れるからもういいです」
夏哉「何ぃ!?体力不足か!これだから最近の若いもんは!」
冬真「俺の一個上なだけだろアンタは!!」
夏哉「ツッコミは絶好調だな!かかかっ!」
……とまあ、暑苦しい漢である。男ではない、漢だ。ここ重要ね。
で、その彼の隣にいる小柄なのは、望未 秋乃(のぞみ・あきの)。
黒い綺麗な髪をしているが、彼女は彼女でパーカーを愛用している。
常にフードを被り、読書をしている様は軽いニートかオタクだ(夏哉談)。
150くらいしかない背丈に相まって胸も小さく、本人は対してそこは気にしていない。
秋乃「……でもまあ、リア充じゃないからいいや」
冬真「またやったのか?」
秋乃「……リア充撲滅の儀式?毎日やってるよ」キリッ
冬真「……そう」
と、リア充という響きに酷く嫌悪感を抱き、よく分からない儀式すらも始めるくらいリア充を嫌っている。
因みに、先月は冬真達も強制的にその儀式をやらされた。
彼らの感想。
ただの土下座でした。そのままブツブツ呟くだけの。
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