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話し声が聞こえてくるのを前提に、クラスのドアの前につく。
ドアを開けるか、開けまいか。
「遅くなりましたぁーー!」
てめっ 空気読めや
ランランなんて、言葉がつきそうな効果音を背おって、ヤツはドアを開けた。
「おい、遅いぞ。二人とも何してたんだ。」
「あー「彼が貧血だったので、僕が運ぼう・・・としたのですが、重くて、しかも僕より背が高い。
また、ガタイが僕よりいいので、以上の理由でこの教室まで、運ぶのに時間がかかりました。また、先ほど少し休憩にと、水を飲ませたところ、あんな元気になったようです。ああ、人間って不思議ですね(二コニコ)」」
ヤツの台詞をとってやり、にっこりがおで、先生に言う。
呆気に取られたのか、あ、あぁ・・と言うだけで咎められなかった。
俺グッジョブ!
「じゃあ、お前らは[理由]があって遅れたわけだな?」
それをさっき言ったんだよ!
とは思いつつの笑顔。
あれ、ハリウッド級?
「わかった、もどれ。」
あ、
「先生、言い忘れてました。」
「ん?なんだ?」
「ライトくん、廊下走ってましたよ」
ニヤリ。
「ライト、外で反省してなさい。」
「うっそぉ?!」
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