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パートナーもとい、レンside
学園の時が思い出される。
俺はあいつといつも一緒にいた。
いや、俺が引っ付いていただけかもしれない。
学園始まって以来の天才で、
みんながたくさん彼の周りを囲んでいた。
すごく優しい奴で、
押しに弱い、ソウ。
でも、そんなの表の顔だなんて知ってのは1年後。
驚いた。
でもそれ以上に、俺と奴だけのつながりができたような気がしてうれしかった。
それから仲良くなって。
「親友」だと思う。
彼は裏の顔でもひきつけられるオーラを持っていて、それでいて彼は優しかった。
表裏関係なく、彼はやっぱり優しかった。
っていうのも表の顔だったらしい。
やばい、裏の裏を見たとき死ぬかと思った。
つーかもう絶対見たくねぇ。
裏切られた感は多少あるけど、でも新しい彼を見られてうれしかった。
が、そんな彼は俺の期待を破っていった。
俺に本当の素顔みられたおかげか、
俺の前では思った以上に暴君だったのだ。
と、まぁいろいろあったが彼は颯爽とまた俺の想像を超えていなくなってしまった。
ヒラリ、と彼が消えた後にみんなが一斉に泣き始めた。
と 彼が消えた場所に、手紙が置いてあるのが見えた。
いつの間に。
一言。一言だけが書いてあった。
「お前とまだ一緒に過ごしていたかったなぁ」
それだけ。独り言のような彼の手紙は俺の涙を増大させた。
「バカ野郎。」
涙交じりの声で、笑って俺は言った。
彼がこれからも「彼」でありますように。
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